今日は自分のオススメの書籍を紹介します!井上です。
最近WEB制作をしている友人から「実践する為に学ぼうとしてもいったいどこから手を付けてよいのか分からない」といった声を聞くことがあります。
マーケティングの手法は多岐にわたって存在していますし、なかなかとっかかりが無くて難しいですよね…。
ということで今回は、WEBサイト制作周りで役立つおすすめのマーケティング入門書籍を10個ピックアップしました!
複数の観点で選んだので、部分的にでもWEBサイトの改善にお役立て頂ければ幸いです!
- 新人OL、つぶれかけの会社をまかされる
- マーケット感覚を身につけよう
- 400円のマグカップで4000万円のモノを売る方法
- いちばんやさしい新しいSEOの教本
- 男女脳戦略
- 実践デザイン・シンキング
- ウェブセールスライティング習得ハンドブック
- 人を操る禁断の文章術
- 10倍売れるWebコピーライティング
- 口コミ伝染病
- まとめ
新人OL、つぶれかけの会社をまかされる
新人OL、つぶれかけの会社をまかされる (青春新書PLAYBOOKS)
- 作者: 佐藤義典
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 81回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
「マーケティングなにそれ美味しいの?」っていう人は読んだら世の中の見方が変わる…かもしれない書籍です。
内容もストーリー形式になっていて読み物としてもとても面白いです。
舞台はレストランですが、WEB上でも基本的な考え方は同じですので、まずはこれで楽しく考え方を抑えましょう。
この本では差別化の仕方など、基本的にMBAのビジネス理論を初心者でも分かるように超噛み砕いて説明しています。
特に素晴らしいのは実際に事業をしている人はそのまま自分ごととして落とし込んで考えられるようになっているところでしょう。
知り合いに「WEBで物を販売したいんだけど何から勉強すべき?」とか聞かれたらまずはじめにマーケティング入門としてオススメしている書籍です。
【Pick up reviwe】
著者によれば、マーケティングを行うにあたっては、「たった5つの最重要理論」しか存在しない、という。本書において著者は、この5つの段階をそれぞれ、第1〜第5章に振り分けて物語に仕立てている。さらに各章の終わりの部分には当該章の解説・補足が付されており、おさらいをしたり、理解を深めたりする助けとなっている。とどめを刺すように、章ごとの解説・補足の後には、「まとめ」として簡潔な要約が付されている。至れり尽くせりのつくりである。
わかりやすさ、を追求した文章に、拍手。
(以下略)
※ドリルを売るなら穴を売れ!の改訂版で中身は全く同じなのでご注意下さい。
なお、この書籍には続編があります。
第1巻ではマーケティングの基本的な考え方や差別化の手法が中心ですが、続編のこちらではBASiCSというフレームワーク等を用いて、独自資源を如何に活かすかということがメインテーマになっています。
こちらも同様に面白いのでオススメです。
新人OL、社長になって会社を立て直す (青春新書プレイブックス)
- 作者: 佐藤義典
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2011/08/30
- メディア: 新書
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
マーケット感覚を身につけよう
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (26件) を見る
こちらの本も「新人OL」と一緒によく友人にオススメしています。
大学受験や募金活動の『人気市場』などを引き合いに、マーケティングをかなり具体的な例をあげながら説明してくれています。
表題の通り「感覚」がすごく分かりやすく理解できるという点が素晴らしいです。
マーケティングについて小難しい理論やメソッドから入るのではなく、実際に自分で考えられるようになれる書籍だと思います。
【Pick up reviwe】
この書籍を手にするまで「きちりん」という方の存在も、この方のブログも知りませんでした。 また、ブログが書籍化されているものの多くが、ろくでもないモノと決めつけていました。
「マーケティング感覚」というものがどういうモノなのか、平易に、順序立てて教えてくれます。 読んでみてとてもすっきりするモノがあります。
第一線で活躍されている方は、本書に書かれている「感覚」を既に身につけているのかもしれませんが、 「マーケティングとはなんぞや」とあがいている人は一読してみると視界が開けると思います。
(以下略)
400円のマグカップで4000万円のモノを売る方法
400円のマグカップで4000万円のモノを売る方法―――「儲けの仕組み」が、簡単にわかる!
- 作者: ?井洋子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ダイレクトレスポンスマーケティング等の手法を聞いたことが無いという初心者の人は、この書籍から入るとスムーズに理解できるかと思います。
Amazonレビューでは厳しいことも書かれていますが、ストーリー形式で解説を挟みながら専門用語を出来るだけ使わないで解説している為、全体的とても読みやすくなっている入門の為の良書だと思います。
実際の企業で行われている手法なども例として解説してくれていて観点を得るというところで参考になると思います。
WEB制作においては商品の販売方法や導線を改良するキッカケを作れるかと思います。
【Pick up reviwe】
税理士さんに紹介いただき拝読しました。
日頃から、なんとなーく思っていることがバシッと書かれておりびっくり。
物語にしてわかりやすくまとめてくれていますので、
新人社員にこそ、商売とはいかなるものか、ぜひ読んでほしいい一冊です。
いちばんやさしい新しいSEOの教本
いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方 (「いちばんやさしい教本」シリーズ)
- 作者: 安川洋,江沢真紀,村山佑介
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2014/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
この本はSEOのそもそもの仕組みの解説から、内部施策や外部施策などにおいても網羅的に解説されています。
内容は存外濃いのですが、それでいて読みやすく、飽きずに読める入門者にオススメできる良書です。
マーケティングの基礎力とともに確実に抑えておきたいSEO知識の集合体と言って良いでしょう。
WEBサイト・WEBアプリ制作者でSEOの知識がないとかはてんで話にならないので、SEOに普段から関わっていない人は一読してみて下さい。
【Pick up reviwe】
やさしい。と言う事なので、極めて初心者向けの内容だけで終わってしまい、大した事がないのかな。と言う先入観を持っていましたが、案外と骨太な内容でした。
企業のホームページ担当者でサイト制作に関しては、外部に外注をしている。この様な人が本書では対象者となっています。 極めて基本的な事は当然として掲載をされているのですが、それ以上ではないかな?と思える様な、アクセス解析の際に役立つやり方なども、掲載をされていました。
上級者のレベルを言葉で説明をするのは、非常に難しいのですが、少なくても、これをしっかりと抑えて行けば、大きく的を外れる様な事はしないで済むと思います。
外注をする際のRFPフォーマットのテンプレートなども用意をされています。
本当に、初めて外注をする。と言う会社の人であれば、こんな物があったの?と、このテンプレートだけでも思えると思います。
(以下略)
男女脳戦略
- 作者: メンタリスト DaiGo
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/10/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
個人的にメンタリストのDaiGoさん好きなんです。
この書籍では男性と女性の物の考え方や、どう伝えると効果的なのかということが科学的に、また心理学的に解説されています。
男女の特徴を当たり前に理解していると思っていても、普段からその違いをどう活かすかといった観点で見れている人は殆どいないかと思います。
ということで、この書籍を参考にすればWEBサイト作りや営業においても、男女の違いについて新たな気付きを得たり見せ方の意識付けができるようになれます。
【Pick up reviwe】
今まで読んだ本の中でもトップクラスに良い本
読むことによって夫婦喧嘩も減ると思う。
また様々なことに使えそうと 読んでいて思った本。
この本を読んだ男性の方は あなたにしかできないスキルを身に付けることができます。
この本を読んだ女性の方は あなたのチームの評価が上がります。
実践デザイン・シンキング
- 作者: 日経デザイン
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
Amazonでの評価はあまり高くないですが、実際に自分がやってみるときに事例を参考にワークを組み立てるという使い方ではとても利用価値があります。
リアルに存在するものが中心ですが、WEBやIT機器などの事例もあり、コミュニティやチーム内・クライアントや想定顧客の人と一緒にプロダクトやデザイン・企画等を改善するヒントを得るための書籍として使えます。
【Pick up reviwe】
「デザイン・シンキング」というタイトルだけでは内容が分かりにくかったのですが、国内の企業の事例がたくさん掲載されていて、理解しやすかったです。
多くの企業がイノベーションに向けてがんばっている姿が垣間見えて、勉強になりました。読んで良かったです。
本書ではデザインシンキングとはなんぞやということはあまり解説がないので、下記のようなサイトを斜め読みしてから実際に使う時に参考にWEBサイトのプロトタイプの改善などに組み込むなども検討してみて下さい。
0から1を創り出すデザイン思考 ― 新たなイノベーション創出手法 - Build Insider
ウェブセールスライティング習得ハンドブック
- 作者: ダイレクト出版
- 発売日: 2015
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
いい感じに基礎がまとめられていて凄く読みやすく解説してくれている書籍です。
最近のAmazonレビューでは叩かれているようですが、内容は特にはじめてライティングに挑戦する初心者にはとても良いものです。
コンテンツマーケティング等を活用してWEB上で商品販売を行いたい人が基礎を網羅的にチェックする為にオススメの書籍です。
【Pick up reviwe】
まったく知識がない状態でも概要が理解できました
セールスライティングというものをまったく知らない状態でこの本を読みましたが、セールスライティングがどんなもので何を目指すのか概要は理解できました。
入り口にいる人にはちょうどよい分量と難易度ではないかと思います。
自己PRが苦手で右往左往していたところなので、考え方やテクニックのエッセンスは参考になりました。
もう少し広く学びたい人には少し分厚い本ですがこちらも良書です。
- 作者: マリア・ヴェローソ,寺本隆裕
- 出版社/メーカー: ダイレクト出版
- 発売日: 2014
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
人を操る禁断の文章術
- 作者: メンタリストDaiGo
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2015/02/06
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
こちらもDaiGoさんの書籍ですがこれも個人的にかなり良書です。
特に、文章を書く際の具体的なテクニックが心理学の解説と共に複数掲載されているため、すぐに自分なりに応用ができるようになるという点が素晴らしいです。
WEBサイト内でこれからコピーライティングを行う際に是非参考にしたい書籍です。
特に個人的にライターさんは必読ではないかと思います。
【Pick up reviwe】
読んでいてとてもわかりやすくすぐに実践をしました!
こんなに良い本は生まれて初めてで、文章を書く ということに対して考え方がとても変わりました。
ザ・コピーライティングや伝え方が9割などの本を読んでいて思い出しました。 この本を書くのにどれだけ時間を費やしたのだろう と思うぐらい構成もとてもすばらしく最後まですらすらと読めました。
(以下略)
10倍売れるWebコピーライティング
10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方
- 作者: バズ部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
特にリスティング広告を活用したりLPからの販売を見込んでいる際に、取り敢えず片手に持ちながら手順通りに進めればLPが作れる書籍です。
勿論数字等見ながら改良していく必要はありますが、始めは小規模でやるならこれだけでも十分でしょう。
【Pick up reviwe】
これまで神田さん監修系の本や、加藤公一レオさんの本など、一通りのライティング本を読んできました。 その中で、一番おすすめしたいのがこの一冊です。
手にとった時はたしかに薄い印象は有ったのですが、実際にLPを作る際に使ってみると「本当に使える」ノウハウが多くてビックリしました。
テクニックが多い本は数多くあるのですが、この本はそれらが体系化されていて、しかも理路整然と説明されているので納得感がありました。
正直、神田さん系の本や加藤さんの本は、かれらの売り込み感のある書き方が邪魔で、内容が入ってきにくかったので、こちらのほうがおすすめです。
(以下略)
口コミ伝染病
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2001/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 17人 クリック: 195回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
初版が2001年と少し古いですが、個人的に神田昌典さんの書籍の中でも特に好きな書籍です。
内容は主にリアルのクチコミについて書かれていますが、基本的に各項目で感情ベースで解説されているのでSNSなどの最近のクチコミでもそのまま使えるメソッドになっています。
「体系的に理論立てて学ぶ」というよりは、「こういうパターンすごく使えるよね」というものが幾つか紹介されている感じですが、どれも強力なコンテンツを生み出せるポテンシャルがあります。
特にこの書籍はマーケティングを意識したコンテンツ制作の企画に使えるはずです。
【Pick up reviwe】
さすが、どちらかというと神田さんが独立した直後に書かれた本なだけありとてもいい内容でした。
どのように口コミは広がっていくか、どうやって探っていくか、どのように使うか、細かく書かれています。
しかも読みやすく、面白い!
わかりやすいだけじゃなく、反抗に対しての意見も書かれていて今すぐ実践できるし、したくなる内容。
マーケッターや何か商品を売っている人は絶対に読んだ方がいいと思います。
まとめ
マーケティング関連の書籍はいかがでしたでしょうか?
どれもオススメなので、ひとつでも問題解決に役立てそうな書籍があれば幸いです(^_^)
まずはこれらも参考にしていただいて広く浅くインプットした上で、WEB上の顧客の反応(数字)を見ながら改善に役立てて頂けると幸いです。
顧客の行動をほぼ全て数字で追えるというのがWEBの強みですし、是非学習しながら数値を追って仮説検証していきましょう!
また今度、ビジネスモデル編とか技術運用編とかアイディア出し編とかもやろうかと思いますのでお楽しみに!
マーケティングの勉強たーのしー!