この記事は特定のスクールを推奨するものではありません。
特に読者に対して何の利益にもならないゴミな情報を書き散らかすアフィカスさんや、情報弱者を食い物にするモラル・ハザードなプログラミングスクールに辟易としているので、これを読んで自分できちんと学習の戦略を立てるきっかけになればと思っています。
プログラミングスクールに興味のある人は、サービスの観点を養った上で見学などに行くことで失敗する確率を減らして頂ければ幸いです。
- プログラミングスクールの現状
- 初学者が躓きやすいポイント
- プログラミングスクールが主に提供しているもの
- 提供物で気をつけるべきことと代替案
- その他具体的な情報を集める方法
- プログラミングスクールを使うべき人
- プログラミングスクールを使うべきではない人
- まとめ
- 追記
プログラミングスクールの現状
プログラミングスクールを検討している方は、どのようなビジネスモデルなのか等の前提も軽く知っておいたほうが良いでしょう。
これらの観点がないと営業さんの言うことを鵜呑みにしたり、自分で考えることも難しいかと思います。
なお、悲観的な部分を強めに書いていますが、実際そういうところが実在するのでちょっと警戒するくらいでちょうどよいです。
プログラミング教育業界について
ITの人材不足が叫ばれる中、高収入なITエンジニアにあこがれて転職を考えたり、子供にプログラミングを習わせたりといったことを意識される方も増えているようで、プログラミング教育業界だけでも右肩上がりに成長しています。
(実際にはIT人材不足というのには複雑な理由があるので単純な売り手市場では無いのですが…これは別の機会にでも)
そして、プログラミング等のスキルは『知的財産』であり、ビジネスとして提供する側は参入障壁がとても低いです。
言ってしまえば、個人でも「俺今日からプログラミング教えるわ!」と言えばその日から開業が可能なわけです。
そのため、信念を持っているスクールもあれば、大学生のようなノリで立ち上げていると言わざるを得ないスクールも少なくありません。
最近プログラミングスクールが増えていることもあり、より慎重に選ぶ必要があると言えます。
主なビジネスモデルとその弊害
まず知っておくべきこととして、プログラミングスクールは大体のところで以下の2つの収益の柱があります。
1. 入会料
コレは3ヶ月とか6ヶ月とか開始する際に初めに支払うお金のことです。
場所によりますが、手数料や消費税も込みで利用者がスクールに 20万~100万円
程度支払うことでサービスを受けられます。
(※入会料を無料として『人材紹介料』のみでやっている所もあります。人材紹介だけの所はより就職先の実績に関してはシビアに見ましょう。)
問題になりやすいポイント
月額制でない限り、最初に契約書を交わしてほぼ一括で支払うことになります。
つまり、期待していたサービスと実態が違った場合に返金等が請求しづらいです。
スクール側からすると(ビジネスの観点で言えば)一回入ってもらえればほぼ勝ちです。
そのため、3ヶ月でフリーランスになれる!独立できる!高収入!とか、とんでもなく酷い煽り方をしている所もたまにあります。
勿論なれるひとはなれるでしょうけれども、上位3%くらいでしょう。
技術力は勿論、人脈やコミュニケーション能力にも自信がない限りはまず無理です。
また、クーリングオフに関する要件は確実に抑えて、出来るだけ初期に見極めましょう。
といっても、実際2週間等では効果は実感しにくいためなかなか難しいので、早めにアクションをしてすぐに改善が見られないならさっさと辞めたほうが無難でしょう。
参考:
2. 人材紹介料
卒業生を企業に斡旋することで企業側からスクールの方に紹介料が入ります。
一般的なITエンジニアの場合は、大体その人の年収の3割のバックがあります。
年収600万円の人を1人紹介したら、紹介者は180万円ほどの売上になるということです。
勿論プログラミングスクールの卒業生なんて、ほとんどの人は初めは全く戦力にならないので割引して紹介していることが多いです。
スクールは次々に卒業生が出てくるので、売上を上げる出口戦略としてどんどん捌いていきたいという感じです。
ただ、仕事につながりやすいという意味では、うまく使えて運が良ければスクール利用者にとっても嬉しい場合もあります。
問題になりやすいポイント
未経験を大量に受け入れている業者は、労働環境が『ブラック』を体現しているかのような凄まじい場所も少なくありません。
スクール的には紹介した後にはお金にならないので、面倒見てくれないところはびっくりするくらい本当に何もしてくれません。
キラキラした意識高い系の職場を夢見ていたら、実際に紹介された現場は単純作業どころかプログラミングとかすら触らせてもらえない肉体労働な場所だった…なんてこともあるあるでしょう。
これはスクールによっても全然違いますが、『転職保証』などと言っているところでも、内容の良し悪しに天と地ほどの差があることは知っておきましょう。
主なマーケティング手法
マーケティングに力を入れるというのは事業にとって大切なことです。
ただ、マーケティングにしか力を入れておらず、無責任に適当なことを言っているスクールも少なくありません。
かなり厳し目な内容を多く書いていますが、高額な買い物なので公式が言ってることには耳を貸さないくらいでちょうど良いのです。
アフィリエイト
流石にこのブログを読んでいる人でアフィリエイトを知らない方はいないと思うので説明は省略します。
最近は、ブログでお金を稼ごうとしているアフィカスが無責任に記事を量産して検索を汚染している為、表面的な情報で判断してはいけません。
心理学的にも単純接触効果で、無意識のうちに高感度を上げられてしまっている、というのは知っておきましょう。
広告&LP
誇張広告もかなり多いので注意が必要です。
スクールなどがLP(バナー等の広告導線の先にある商品紹介用のページ)で書いてあることは基本信じない方がいいです。
「コレを毎日少し聞けばすぐに英語耳に♪」みたいな情報商材と変わらないレベルのところもあるので、しっかりと自分で情報を揃えるのが大切です。
初学者が躓きやすいポイント
あわせて、プログラミングを初めた人がどういうパターンで躓くことが多いのかも知っておきましょう。
- 学習対象の選定(そもそもよく分からん!というパターン)
- 環境構築(やり始めようと思って挫折するパターン)
- 解決困難な問題・エラー(やりたい事が出来なくてイライラしたりそのまま忙しくなって放置するパターン)
- モチベーションの低下(一人でコツコツ続けられないで自然消滅するパターン)
- 過学習(いつまでも同じ所をぐるぐると勉強して全然進まないパターン)
- 学習不足(前提知識がないのにどんどん進みすぎて何が分からないのか分からなくなるパターン)
概ねこれらの問題で挫折する方が多いので、自分はどれが問題になりそうなのかも予め把握出来ればベストです。
逆に言えば、これらをクリアすることでスクールを利用しなくても良い可能性はありますし、逆に性格的に利用したほうが良いという判断にもなりえます。
プログラミングスクールが主に提供しているもの
では具体的にスクールが提供するものを見ていきましょう。
プログラミングスクールの利用を検討しようとした際に知るべきこととして、
具体的に『提供しているもの』および『その価値』と、『自分は何を重視したいのか』です。
まず、どのようなものが提供されているのかを把握して、自分は何に価値を感じて何を最優先にするのかを考えましょう。
1. 学習教材
プログラミングスクールが内部で独自に作っている学習教材です。
プログラミングはインプットしつつ手を動かしてなんぼなので、教科書的な物があってそれにそって進める形式が多いです。
これはテキストだったり動画だったり提供形態も色々あります。
2. 課題の確認/コードレビュー
学習教材とセットになっていることがありますが、理解度のチェックやフィードバックを貰えます。
3. メンターとの面談・講義
プログラミングの学び方や分からない内容について質問したり相談したり出来ます。
また教室型のものであれば、その場所に通って講義を聞いてから課題に取り組んだりすることになります。
特に実際の開発で困ることや問題解決の手法、仕事としてどういう観点を持つべきかなど聞けると利用者にとっては嬉しいでしょう。
スクールに寄りますが1週間に1~2回、30分から2時間程度で定期的に実施する形式が多いかと思います。
4. 質問の回答
チャットやメールなどで不明点やエラーの解決手法を聞くことが出来ます。
これを求める人が多いようですが、『すぐに聞ける』ということが常に良いとは限らないです。
ここの見極めは難しいのですが、しっかりと問題解決の方法を教えてくれるのかという所もポイントになるでしょう。
5. 学習場所
スクールによっては教室などの自習室などを提供している場合があります。
自宅では集中できない…という方は学習場所があるだけでも効率をあげられるかもしれません。
6. 目標設定と計画
目標などがあると人間やる気になるものです。
特に締切を設定するとやらなければ行けない状態に自分を追い込めます。
自己管理も出来ない人は色々言ってもらってやると良いかもしれません。(その期間内で改善する気がない人は辞めたほうがいいですが)
7. 人脈・コミュニティ
場所によってはスクール内部にコミュニティが存在することがあります。
一人でやるよりも学習仲間がいたほうが良い!という方には価値を感じられるでしょう。
8. 人材・仕事紹介
労働環境がガチャでもよくて兎に角仕事がしたい!収入ないとしんでしまう!
という時にはスクールのレールに乗っかて最速で仕事にするというのも選択肢の1つではあります。
スクールがきちんとしたところと繋がりがあればそこに乗れるように頑張って勉強して掴み取りましょう。
提供物で気をつけるべきことと代替案
上記を見ていただくと分かる通り、プログラミングスクールは「パッケージ商品」なわけです。
いくつかピックアップした物(または全部)を合体させて統合学習環境として提供しています。
スクールによって強みが全然違うため、自分が何に価値を感じるのかを明確にしてから比較検討をしましょう。
また、スクールを使わず自分で環境を作ることも勿論可能です。
スクールを利用する場合に注意すべき内容と、自分で用意する場合の代替案についても把握しておきましょう。
1. 学習教材
気をつけること
蓋を開けてみないとその質や内容がわからないことがあります。
一部無料で使えるようになっている所も多いので、そういうところはまず使ってみて良さそうかを判断しましょう。
無料で使えないところは博打になりますし行かないほうがいいです。
なお、オリジナルカリキュラムを謳っている所は、他の人の『具体的な例』とその『理由』または『決定プロセスや人によるパターン』をキチンと聞いてください。
大体は適当にそのへんの技術書を組み合わせるか、ドットインストールやProgate(月額800円程度)やってくださいってなっています…。
代替案
Twitterで聞いたりAmazonレビューを参考に初心者向けの技術書を買いましょう。(2,000~4,000円程度)
技術書はその分野の第一人者の人が作っていることが多いので、評判の良いものにハズレはほぼないです。
Progateなどでもいいですが、個人的に実力をつけたいならちゃんと書籍を使うべきかと思います。
また、初心者の方には少し難易度が高い場合も多いですが、企業が研修内容を公開している場合もあります。
特に技術力高い企業様が公開しているものは良質なものが多いので是非活用したいですね。
2. 課題の確認/コードレビュー
気をつけること
メンターがスクール上がりだったりすると、指摘が文法レベルなどしか貰えず、あまり業務としての実力が付くという環境になっていない場合があります。
特にコードレビューなどでは具体的な指摘の仕方などはメンターの知識量や経験によっても差が出ます。
代替案
GitHub等で公開できるものであれば、SNS等で広く指摘してもらうのが良いでしょう。
下記メンターに見てもらう代替案と一緒にやってもらうのでも良いかと思います。
3. メンターとの面談・講義
気をつけること
メンターの質に大きく左右します。
技術力が高くても教えるのが下手だったり、ものすごく会話が下手だと話になりません。
教室の講師や担当メンターを重視する場合、契約の前に面談が出来るようにゴネましょう。
それで無理な所は品質が担保できない訳なので使わないほうが良いです。
また、具体的にメンターの質を担保するためにどのような施策をとっているのか等、具体的な『組織体制』などについて質問してみるのも良いでしょう。
(営業は適当なことを言う可能性が高いですがしっかり記録しておきましょう)
代替案
自分でマッチングサービスなどでメンターを数人持っておくという方法もオススメです。
マッチングサービスの場合は色んな人にあって自分に合う人を選んでリピートすればいいので、低価格でリスクも低いです。
プログラミングスクールのメンターなども、最近は外部の業務委託エンジニアが副業(大体時給2,000~2,500円程度)でやっているのがほとんどなので質は大きくは変わらないです。
また、Twitter等でフリーランスの方を探して、直接お金を払って教えてもらったり、仲の良い人がいれば弟子入りするのもオススメです。
(1回1時間で3000~5000円程度払えばやってくれる人はぼちぼちいるはずです)
4. 質問の回答
気をつけること
SLAとして最低どれくらいで返信が来るのかなどが明記されていない限り、営業さんなどが「すぐに返信もらえますよ!」と言っていても、全然返信もらえない場合もあるので注意が必要です。
特に組織として対応する仕組みになっていない所は、メンターの個人の力量や性格などに依存します。
代替案
回答の速度や質が担保できないのと、回答自体もらえるかもわかりませんが下記のようなサービスもあります。
ただし、初心者の方にはちょっとハードルが高いと思うので、上記メンターの中でも質問に答えてもらえる人と契約する等が無難かもしれません。
ちなみにTwitterなどでITエンジニアの知り合いを増やして適当に聞いてみるのもオススメです。
5. 学習場所
気をつけること
もし頻繁に利用しようと考えている場合は、時間帯に寄る込み具合や営業時間等の確認はした方が良いでしょう。
代替案
電源/Wifi付きのカフェや図書館(人が多いが目黒とか割と良い)がないか探してみるのも良いかもしれません。
また都心であればコワーキングスペースやシェアオフィスなども最近は増えているので検索してみると良いでしょう。
6. 目標設定と計画
気をつけること
目標設定や計画もある程度指導に慣れている人でないと適切に設定できません。
特にガチなITエンジニアさんは「なんでわからないのかがわからない」という方もいらっしゃいますので、無理なスケジュールになりがちです。
代替案
出来る人に相談も良いですが、駆け出しエンジニアのコミュニティなども各地にあるようです。
同じくらいのレベルでちょっと先に学習を始めている人などの学習ペースや、中途転職組の人がたまに書いているブログやTwitterなども参考にしてみると良いでしょう。
ただし、Web上に情報を出している人は自分に自信のあるタイプが多いです。
生活週間から逆算して学習できる時間を算出し、出来るだけ低めのハードルで始めるのがオススメです。
取り敢えず学習を続ける!という場合はTwitterの #100DaysOfCode という「100日間コードを書き続けてやったことを報告するチャレンジ」をしてみるのも良いでしょう。
7. 人脈・コミュニティ
気をつけること
スクールが提供しているのであればどれくらい盛り上がってるのか、具体的に中で何をしているのか聞いてみると参考になるかもしれません。
実際にはそういうチャットのチャンネルはあるけれども全く会話がなく機能していないというのもあります…。
(スクールの卒業生が残っていて、出身者同士でコミュニケーションが取れるようになっている所もあります)
代替案
最近は開発者のコミュニティやオンラインサロンも少しずつ増えていますので、適当に地元やオンラインのものに参加してみるのも良いです。
コンパスなどのIT勉強会イベントのポータルサイトで定期開催の勉強会などが無いか調べてみてみましょう。
また、TechCommitというサービスもリリースしましたのでこちらもご興味あれば確認してみて下さい。
8. 人材・仕事紹介
気をつけること
先にも書きましたが、取り敢えず未経験でも開発現場に人をぶち込みたい奴●商人に売りつけられる可能性もあります。
転職保証などを売りにしているスクールであれば、具体的にどんな所にどれくらいの割合で行っているのかをきっちり確認しましょう。
スクールの紹介で入った会社を1ヶ月で辞めたという話を聞くことも有るため、疑って掛かって比較したほうが良いでしょう。
特に企業側が求めているスキルと、実際に付けられるスキルに開きがあることもありますので、スクールの中の人の話だけでは判断が出来ません。
代替案
自身でしっかり学習できるのであれば、ある程度時間をかけてポートフォリオ(技術力アピールのためのオリジナルアプリ等)を作ってWantedlyなどを使って、企業さんに自分の評価を聞いてみるのも良いかもしれません。
勿論ある程度の実力を示せなければ話になりませんが、「中長期的に実力がついたら御社にお話是非聞きたいです!」と言われて罵倒してくるような会社はあまりないはずです。
そもそも3ヶ月等で未経験から転職するのはハイスペックニート以外は無謀なので、6ヶ月程度で実力を付けてからポートフォリオを作り、最長1年くらいかかってもいいやというスタンスで臨めるのが比較的働きやすい場所を見つけやすいので望ましいです。
その他具体的な情報を集める方法
先程から何度か出していますが、個人的にTwitterの利用を推奨しています。
Twitterは薄いつながりでも比較的やり取りを始めやすいです。
気になるスクールに出来れば現役で通っている人がいれば、失礼に当たらないように聞いてみるのも良いでしょう。
(簡単にAmazonのほしいものリスト買ってあげるとか謝礼すればWinWinでしょう)
下手な口コミサイトなどよりも現役生に内情を聞くのが確実です。
プログラミングスクールを使うべき人
結局どういった人がプログラミングスクールを使うと賢いのかも触れておきます。
お金が余っててなにかに投資したいけど特に対象は決めていない人
何だかんだでスクールに対して厳しいことを書いていましたが、自己投資こそ最大の投資対効果が生めるものだとは思います。
たまに借金してまで「人生を変えるんだ!」と息巻いてスクールに行っちゃう人がいますが辞めましょう。
リスクヘッジはちゃんとしながら未来の自分に投資するという考え方の人のみ利用しましょう。
助成金の対象になっている人
特に企業から受ける場合に、「人材開発支援助成金」等の助成金が使える場合があります。
自分(または企業)の払う割合が減るのであればせっかくなので有効活用して利用したいですね。
スクールで得たい投資対効果がはっきりしている人
特にスクールは「体系的な基礎の基礎知識」を付けるという意味では悪くはない選択肢です。
「これで即戦力!」とか「プロになれる!」、「3ヶ月でフリーランス!」なんて言ってる所はもうどうしようもないな、と思いますが…。
「基礎を付けて、これからのITエンジニアのキャリアとしてクラウチングスタートをしたい!」とか、
「具体的に作りたいこのアプリを作るための走りにしてしょぼくてもいいからMVPを作りたい!」とか、
具体的で現実的な目標を立てられる人には利用するのは良い選択肢かとは思います。
プログラミングスクールを使うべきではない人
実態も知らないのに「フリーランスになりたい!」と言ってる人
ITエンジニアとして正社員でも働けないレベルで技術を売りにしたフリーランスとかはなれるわけないです。
可能性があるとしたら、営業かディレクションよりのスキルを発揮して案件を引っ張ってくるという役割に寄せる方法です。
自分で技術顧問的な人を見つけてバックにつけて品質を担保すれば、『自分で案件を見つけられるのであれば』走り始めることはできるでしょう。
そのような戦略のない夢見がちな人が使うと痛い目を見るのは明らかです。
プログラミングスクール以外の選択肢を知らない人
上記様々な代替案を示しましたのでコレを読んでいる人はもうそんなことはないと思いますが、
「どう勉強すれば良いかもよくわからん。取り敢えずスクール行こう!」
というのは人によりコスパがとんでもなく悲しいことになる可能性もあります。
このような情報弱者の人は、まず情報を得ましょう。
プログラミングをしたことがない人
そもそもプログラミングは小学生でもやりはじめられるものです。
環境構築などは難しいので、初心者向けのハンズオン(一緒に手を動かしてみる)勉強会や、
先のメンターを探すサービスなどを利用して兎に角自力でやり始めてみてください。
どちらにしろスクールに行こうが、プログラミングは一人でやる作業の時間がほとんどです。
また、実際にやってみないと、スクールが提供しているどのような価値を重視して利用したいのか、何を勉強していきたいのかなど判断できるはずもありません。
実際に簡単なプログラミングもしたことがない人は、まずは何が今問題になっているのかを考えながら手を動かすことから初めましょう。
まとめ
時間にもお金にも余裕がある人や、特に助成金の対象となるような人は積極的にスクールを利用するのが良いでしょう。
また、スクールを選ぶ際は『優先する観点』について見学時などに具体的に聞いてみましょう。
例えば「組織としてその価値をどう担保しているのか?」というような質問の仕方は比較的有効かなと思います。
(メンターも大体は個人事業主なので個人の力量に依存する内容を聞いても仕方ないです)
お金に余裕がない・無駄遣いになる可能性は極力減らしたいという人は、スクールに求める価値をより細かく因数分解して何を重視するのか明確にしましょう。
そして、自分が今必要とする環境をいかに揃えるのかを考えましょう。
少し抽象度の高い話も多くなってしまったかなと思いますが、少しでもプログラミングスクールの選び方や、学習戦略を立てる際のヒントになれば幸いです。
追記
こちらの記事を読んで頂いた知り合いの方から、下記のような反応もいただきました。
この記事、オススメ。
— 元ニートのSE💖 (@neet_se) 2018年12月9日
補足しておくと「人材紹介料だけでやっている無料スクール」の求人は待遇悪いところが多い。(経験者)
しかもヤバいのは、就職活動始まる直前まで求人票確認できない事だよ。
逃げられないようにしているんだろうね。 https://t.co/6zJLJdAS7R
勿論スクールによってピンきりかと思いますが、ちゃんと自分で考えて行動できるようにしていけると良いですね。